父親の仕事の関係で中学・高校とシンガポールで暮らし、大学受験を機に、親の反対を押し切って単独帰国した私とは違い、両親は13年間シンガポール赴任でした。
親としては、将来のことを見据えて、このまま大学はシンガポールのアメリカンカレッジかイギリスかアメリカに……と考えていたのですが、そんな『箔』に興味のカケラもなかった私は、作家になるべく、日本の大学で国文学専攻を学ぶために動きました（笑）。
前世紀のシンガポールは、アジアの中では比較的治安が良い、と言われていましたが、確かにそうだと思うのと同時に、やはり、異国の地なだけあって、命に関わる危険と隣り合わせの毎日でした。
人種が違えば価値観も違うので、公私＆大小問わずのトラブルは日常茶飯事で、殺害事件も珍しくなく、仕事のトラブルで父も数えきれないくらい裁判所に出向いておりました。
脅迫状も普通だし、子どもの誘拐も驚かなくなってるし……そんな生活だったので、明日、死ぬ（＝殺される、もしくは『当たり前の生活』ができなくなる）かもしれないから、今、やりたいことがあるなら、後悔しないよう、挑戦するだけしてみなさい、という教育方針になりました（苦笑）。
なので、大学は日本がいい
という私のことも、内心は「チッ
」と思いつつ（笑）、見守りながら好きにやらせてくれました。
そんな両親は、当初、3年……景気が良ければ5年くらい、という見込みでシンガポール赴任になったのに、結果、13年間暮らしていました（笑）
シンガポール支社としてやれることはやり尽くし、安泰の土台は強固になったのでシンガポールでの任務は終了
……とのことだったので、とうとう帰国か……と感慨深く思っていたら、その足でＬＡ赴任になってしまった父（笑）。
ＬＡの任期は、アメリカの国内外の情勢次第。
すぐの帰国になることも十分有り得る状況だったので、居られる内に観光旅行だ
……となり、私はオープンチケットで日本とＬＡを行き来する生活が始まりました（笑）
作家になるなら、世界を旅してたくさんの経験をメモしておきなさい
……という、教育方針（？）に変わったので、あざーっす♪と（笑）
当時に『ブログ』や『SNS』が普及していれば、めっちゃ記録がんばったのに……そうではなかったのと、大雑把なＯ型で方向音痴だから、毎度、どこを旅したのか「？」となっているダメ人間な私
逆に母は生粋のＡ型で、こまかく、きっちりしている性格なので、写真の整理も事実の記録も『素晴らしい
』の一言です（笑）。
父？
父は私に輪をかけたＯ型＋方向音痴でダメダメです（笑）
そんなこんなで、2000年3月末まではシンガポール、4月1日付からLA赴任が始まり、最初の１カ月は家探しに費やした為、本格的な旅行は５月以降になりました。
親会社、お金はいくらでも出すけれど、LAでの家探しや家が見つかるまでの Weekly マンション探しやそこでの生活などは自力でがんばってね♪……だったので、親は赴任早々、めっちゃ苦労したそうです（苦笑）
当時のアメリカは差別も区別もあったので、アジア人……特に日本人は些細なことから大きなことまで騙されること多々。
むしろ、それがデフォ
日本人特有の言葉の壁も大きなハンデとなっていたようです。
特にうちは、英語でも米語でもない『シングリッシュ』が身についていたので、余計にアメリカ人（主に白人）からは馬鹿にされていたようです。
初っ端からストレスフルな日々を過ごしていた両親だったからか、心身の疲れを癒す為の最初の旅行先は……
夢の国の本場、でした（笑）
舞浜にある『東京ディズニーランド』は、オープン当初、ほんとうに小さな子どもだった頃に連れて行ってもらったらしいけれど……記録（＝写真）はたくさん残っているのに、記憶（思い出）は一切ないので、本場との比較はできませんでした（笑）
たーだ。
アメリカのディズニーランドは、無駄に広かったw
ひたすら歩きまわっていた記憶しかありません（笑）。
今度はレポ前提でじっくり堪能してみたいです
（時々１位！ありがとうございます）
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