※この話を丁寧にまとめたのが、↑↑↑のエッセイ本です。
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【00175】カリブ海のオバケ。#001 の続きです。
カリブ海では、数年に一度あるかないかくらいの嵐に遭遇して、海のモズクになりかけた後(釣りに出かけて、船が沈みかけました)、気力も体力も消耗し倒した私は、一人でホテルに戻りました。
へろへろのふらふらになりながらベッドに横になっていると、隣に誰かがいる気配に気づきました。
恐る恐るそちらへ視線を向けると、白いワンピースのような服を着た、首のない成人女性が、すぐ傍でぼーっと寝転んでいました……(号泣)
どうやら、昨日、拾ってきた模様です……(号泣)
全身全霊で拒絶オーラを出していたら、えらい勢いで逆襲されました……(号泣)
パンドラの箱を開けて返り討ちに遭ったような感覚です……。
殺される寸前のような洒落にならない緊迫感です……
……どうやら私、しくじった模様です……(号泣)
首なし成人女性は、怒りの波動を撒き散らしながら私の中へと入ってこようとします。
カラダを乗っとられるものかと必死で抵抗しつつ、気づけば強烈な金縛り……(T_T)
お経の「お」の字も思い浮かばないし、あからさまな劣勢だし、万事休す!!!(号泣) でした……
生死のギリギリところで、私は、無意識で他界した曾祖母(享年106)を呼んでいました。
すると、ふと、曾祖母が私と首なし成人女性との間に正座し、対峙している光景に気づきました。
曾祖母と首なし成人女性は無言で対峙していましたが、曾祖母はとても神々しくてすごかったです。
どれだけ時間が経ったのかはわかりませんが、先に首なし成人女性が消えました。
「助かった……」と安堵していると、曾祖母も静かに消えました。
彼女は一度も私を振り返りませんでした。
曾祖母に感謝しがてら、今までで一番の恐怖に心臓がバクバクしていました……(号泣)
今回ばかりは、死ぬと思いました。
絶対、無理。
産まれたての赤子のような立場でしたから……私
後にも先にも、命の危険を感じたのはこの時だけ……でした。
死にたくないから、自分で自分の身を護れるようになりたい……と心底強く思ったのも、この時が初めて。
それくらいの恐怖。
本当に怖かった……
(時々1位!ありがとうございます)
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