2005年4月に散開した劇団 Easyの最後のお話(第12回公演 ”Gentle Winds”)にも、間接的ですが『桜』が出てきます。
人様のお話のあらすじを語るのはとても苦手なので(作者(脚本家)さまの意図とは違う説明・話になったら大変失礼ですし、取り返しがつかないので)、観劇した方以外には意味不明の記事内容になってしまいますが、何卒ご了承ください。
ごめんなさい(陳謝)。
”Gentle Winds”はオムニバスで、3つの話がリンクしています。
その3話目に、間接的ですが、『桜』がでてきます。
その話をかいつまんで説明すると、
中国人の女性がいます。
日本兵との間に男の子が生まれました。
日本兵はとても誠実だったのですが、戦死してしまいます。
母子はどこにいっても味方がいません。
子供は半分日本人なのに、日本人に殺されそうになる。
中国人にも狙われる。
そんな状況の中、母子は『日本人』として『日本』へ行こうとします。
父親である日本兵へ会いに。
だけど、父親は戦死していました。
そうとは知らない母子は、偶然、父親の弟(主人公)と中国で出会います。
彼もまた日本兵でした。
母子と父親の弟との不思議なめぐり合わせを感じながら、日本へ向かう船に乗ろうと山を越え谷を越えるのですが、最後の最後で、中国人を装った日本軍に見つかります。
『中国人なら助けてやるから出て来い』
と、中国語で話す日本軍の呼びかけに、主人公と出会うまでは頑なに日本を嫌い、憎んでいた子供が、母親がいつも歌っていた、父親が母親に歌っていたという日本の唄を日本語で歌いながら姿を現し、撃たれます。
主人公のなにげない一言から、子供の父親は既に死んでいることを悟っていた母だから、子まで死んでしまい、自分も死のうとします。
その時に、彼女は主人公に言います。
「撃ってください。私、日本人として死にたい。でも、あの人たちに殺されるの嫌。あの人言いました。桜の花、一番美しいは散るとき……。桜の花みたいに、死なせて」
彼女は、愛する男性に『桜』という名をつけてもらっていました。
彼は、桜が好きだったらしいです。
「私に桜という日本の名前くれたのも、あの人。あの人言ってた。日本の桜素晴らしい。大好き。日本の女性、桜みたい、って。日本人になりたい。あの人のため」
……というような台詞があって、その台詞が出てくるまでのやりとりを観ていたから、『桜』さんの想いがせつなくて……、劇場で泣きました。何度も。……というか、毎日(苦笑)
ほんと、劇団 Easyの芝居は、脚本から照明から音から、すべてが素晴らしかったです。
魂が震えます。
どれを観ても。
散開されたのが、本当に残念です(>_<)
2005年4月に観た”Gentle Winds”から、私の桜への思い、感じ方が少し変わりました。
ますます、桜に関心がいくようになりました。
こういう感覚になるのって、本とか映像とか舞台の魔法ですよね。
本当に良いものを観せていただきました。
散開しちゃったけれど、劇団Easyの芝居は未だにココロの琴線に触れています。
(時々1位!ありがとうございます)
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