ココロのつぶやき@はてなブログ

南の島からの帰国子女で作家。2005年『講談社X文庫新人賞』受賞。現在、『文学フリマ東京』を軸に作品を発表中。

【00472】位牌の話(>_<)

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ウチの父は、二束三文の山と無駄に広い土地を遺産相続しております。


二束三文なので、売りたくても売れないのが現状で、毎年、アホみたいな額の固定資産税をもっていかれています(溜息)。

山はともかく、その土地がいわくつきでありまして……汗

そこは四国の方の小さな島にあり、今は過疎化が進みすぎてかなり洒落にならない島なのですが……、そういう島なので、地の人のつながりはすごいです。

詳しいことは誰も聞かせてくれないので知りませんが、祖父母の代の時に、祖父母は島を出ました。


……というか、島を捨てました。

その後、屋敷は借家となり、数家族が順繰りに住んだらしいのですが……ある時を堺に、誰も住まない廃墟となりました。


島の人間も寄り付かなくなり、役所の方がボランティアで草刈りをしてくれたり、最低限の管理をしてくださっていたようです。

調べたところ(笑)、殺人事件や事故・事件があったわけではないのですが、誰もよりつかなくなってしまったようです。

もう数十年放置されている屋敷を、遺産相続の関係で視察にいきました。

当初の予定では、両親だけで島を訪れるはずでしたが、イヤな予感がしたらしく、断固としてイヤだと言い張る私を連れて行きました(苦笑)。


その島には行ったことがないのですが、何があっても行きたくない!! と思ってしまうので、行きたくなかったんです(苦笑)。


でも、両親に何かあったら、それはそれでイヤなので……渋々同行しました(>_<)

屋敷は島の中央に位置するところにあり、絶対に迷うことなどない場所だというのに、私達は3度も屋敷の前を通り過ぎておりました……。

というか、本当に、番地のところには屋敷なんてなかったんですってば!!


地の人に聞いて、連れて行ってもらっても、違うところに出てしまって、辿りつけないのです!!


明らかに、拒否されていました……屋敷に(苦笑)。

お盆の時期でしたので、猛暑です。


暑さと得体の知れぬ恐怖にイライラしていた短気な私は、ものすごい『強気』で出てこない屋敷を威嚇したところ(笑)、屋敷が出現しました(^^;


両親も目を丸くしておりました(苦笑)。

で、その屋敷なのですが……

古き良き日本家屋……で、造りに感動ですアップ


井戸があったり、トイレは外だったり、かまどがあったり……歴史の教科書とかで見るような、昔のおうちです。


井戸はふたつもあり、ひとつは飲料水用で、一つは洗濯用って言っていました。


……というか、井戸がふたつもあって良いの??
それより、その井戸のところにさぁ~……以下自主規制(涙)。

もう数十年、誰も住んでいない割には、屋敷は崩れていません。
そこそこ、きれいな外観です。

だがしかし!!

 

屋敷の中に入って魂消ました……
 
夜逃げ、したんですか!?

……という有様だったんです……(涙)
 
だってだって!!

ちゃぶ台には、飲みかけの湯飲みや、食べかけの食器、お箸も食べ途中みたいな感じで数人分置いてあるし、食器棚には食器が並んでるし……家財道具もそのまま……なんですから……(T_T)
 
姿見には半分だけ布がかかっていたり……
 
これを恐怖といわずに、何を恐怖と言うのでしょうか!?
 
母親と私は、土間(?)ですでに足が動かなくなり、半泣き状態です。

にぶちんな父親だけが、好奇心旺盛に室内を散策しています(涙)。
 
ちょい、来てみぃ!!
:お断り。なんなん??
位牌が転がってる……。拾っていい??
:あいよぉーらーっ!!!(涙) ダメ! 触るな!!お願いだから、どこにも手を触れないでぇぇ~~!!!
そうなん? ほな、そうするわ。
 
なんてのんきな父親なのでしょう(号泣)。
父親には、なんも視えていないようでした……。
 
母親は私の後ろにいて、がたがた震えています。
夏なのに、その屋敷の中は冷え冷えとしています……
 
もう出よう。ダメ。耐えられへん……
:おとーさんは?
知らないわよ!!(涙)
 
後で聞いたところによると、母親はうようよとオバケを視ていたらしく、取り乱す寸前だったようです(苦笑)。
 
とりあえず、母娘はこの場から離れることを父親に告げるため、私は、屋敷の奥へと歩を進めて……固まりました(>_<)
 
そこは仏間につながるお座敷のような部屋で、私や母のいる方向へきっちりと正座をして睨みつけている厳しいまなざしと態度と空気の老婆がいたのです叫び叫び叫び
 
昔の意地悪な姑、というイメージです(苦笑)。
 
そのあまりの迫力に私は後ずさり、にらめっこをしながら距離を取り、脱兎のごとく逃げ出しました(苦笑)。
 
母親は泣いております。
彼女もまた、その老婆を視てしまったのです。
 
翌日、祖父母と同居していた長男(伯父)宅にて、再び私は魂消ました……。
 
たまたま、祖父母の持ち物を整理していた長男が、珍しい写真を見つけた、といって、額に入った立派な写真を見せてくれたのですが……それ、あの、老婆……でした…… ( ̄○ ̄;
 
なんと彼女は、私の曾祖母にあたる方で、イメージ通りの、鬼姑気質、だったらしいです(^-^;
 
位牌は位牌で、ウチのご先祖さまのもののようです(>_<)
 
なんでそうなるのか不思議なのですが、あの屋敷の家財道具、ウチの祖先のモノらしいです。

借家は借家なのですが、今で言う「家具付き物件」だったらしいです。
 
でも、仏壇や位牌は家具じゃないと思う……(ぼそ)
 
最後の家族がいつ出て行ったのかは知りませんが、数十年空家、なわけです。

数十年間、とっくの昔にお亡くなりになった曾祖母が、睨みをきかせながらあの屋敷を守っていたのでしょうか??
 
あの屋敷、土地は、異空間でした。

二度と行きたくないです(苦笑)。
 
話は戻って、その複数の位牌ですが、お寺さんに魂を抜いてもらって長男が預かる、という流れになったのですが……未だ、お寺さんのお世話にはなっていません。

魂を抜いてもらっていないまま、長男が継いだお仏壇とともにあるはずです。
 
長男さんは、男性だからか(苦笑)、お仏壇は継いでもお世話はしていません。

お盆の時にお仏壇を開けるくらいなんですね……昔から……未だにそうなんだろうなぁ~、と、夢を見て思いました(苦笑)。
 
駆け足でしたが、数年前、そんなお盆を過ごしたことがありました(^-^;

 

この話は、『ほんとにあった怖い話』で掲載されました。

 

 

 

 

苗字、『北山』なんだけど誤植w

『ミユウ』は撮影会の時のHN。

 

 

 

 

この時、2話掲載でした♪

 


 

 

『ぞう』は、ライトノベルの投稿時代の初期に使っていたPN。

 

同じPNで2話掲載は避けたい、とのことで、使い分けました。

 

 

『ほんとにあった怖い話』さんは、かなり昔から大好きな雑誌でしたが、『読者体験』で掲載されるというご縁ができてからも大好きです。

 

私が漫画家さんなら、描かせてください!! と持ち込みしまくるのですが……絵だけは描けないのです(>_<)

 

また、ご縁があるといいなぁ~♪

 

 

 

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